第9章 部長という役目
白石「前きみサンのお兄サンにあんな事言うたけど…」
謙也「…まさかもう好きじゃないんか?」
白石「いや…ちゃう」
謙也「じゃあ…なんや」
白石「今は…恋とか考えとったらあかんのや。もし付き合うたら放置になるやろうし…俺もそういうのに気ぃとられとる場合じゃないしな」
謙也「まあ…そうかもしれへんけど」
白石「だから…あんまし考えないようにしとるんや。家でもな」
謙也「白石…」
白石「けど…ちっと気ぃ緩むときみサンの事ばっか考えてまう。そういえば今日話ししたっけとか…今日何してたんやろとか…」
ずっと練習ばっかやったから…
あいつがどんな顔をしてたのかもわからへん。
ドリンク受け取る時も
俺は疲れててまともに目も合わしとらんしな…
まあ見たとしても向こうはそらすと思うけど。