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好きです船長
第1章 船長
断面は見たくないほどエグかった。
骨は折れ、肉はボロボロになって血を出したり、ぐにゃぐにゃの物があたしの足元にまであった。
足はちぎれ、その足は何処かへいった。
船長の付けていたゴーグルのレンズも割れていた。
あたしを庇って・・・死んだ船長。
嘘だと思いたかった。
夢だと思った。
嘘にしたかった。
だって、死なぬなんて誰も予想しないでしょ?
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