第16章 時期外れのイベント
時を遡ること一週間と一日前…
2023年11月13日AM10:30
その時、白の鳳凰のギルドホームにある談話室にて
いつものようなやり取りが執り行われていた。
キバオウ「ケイト!!」
ばぁん!!!
いつものように扉を豪快に開けて叫んでくる髭面の男は、意気揚々とケイトへ向けて開口一番に叫びました。
ケイト「?」
キバオウ「今度こそや…わいと結婚してくれ!!!」
クレハ「キラン!)寝言は寝て言いなさい!!」
ひゅっ!(クレハがジャンプと同時に爆缶をキバオウへ投げつける)
キバオウ「んげっ!?;」
どっごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!(爆缶爆発)
キバオウ「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!;」断末魔
すたっ!(着地)
生きながら爆炎に包まれる中、断末魔が響き渡りました。
ケイト「爆缶…;」
クレハ「ふっ。たわいない」
ケイト「やり過ぎだよ!!;」
キバオウ「そうや!!何でわいに向けて投げてくるんや!!;」
クレハ「あなたがしつこいからでしょう」腕組&溜息&じと目
キバオウ「なんやと!!?;」
ケイト「んー…否定しがたい;」
クレハ「HPは減らないのだからいいでしょう」
キバオウ「よくないわ!!!;」
ヒースクリフ「それにしても…
ウィークリーアルゴを見たよ。
号外だったね、ケイト君の涙、想いの叫び。
『大切な人さえいれば、どんな結果に陥ったとしても怖くはない』
君らしい、いい言葉じゃないか^^」にっこり
ケイト「そりゃ後で言ったけども!!;」
クレハ「まったく;また勝手に新聞記事にして;」溜息
ヒースクリフ「はっはっはっ^^
でもおかげで、死のうと言い出す人は格段に減った。
不安に負けじと頑張ろうとする人も表立って現れ出した。
君達の遺した功績は、本当に大きいよ。
こんな見出しじゃ足りないぐらいにね」ぱさっ(二人へ見せる)
『!!!!??//;』
その見出しには、クレハとケイトがキスを交わす所の写真がでかでかとあった。
そしてケイトが涙ながらに笑って語った時の写真に、『心から、笑って欲しいんです^^』
クレハが頬を赤らめながら真っ直ぐに見つめる写真に、『心から、お慕いしております』との書き込みがあった。