第9章 すれ違い
~おまけ・終~
白の鳳凰、副団長・グレイク。
彼の持つ武器もまた、ケイトちゃんが作ったもの。
それは鎖鎌。
刀身は28cmで、柄は30cm、鎖は50cmらしい。
鎌はスピード系、鎖はストレングス系と
54個ずつ部位別に分けることで二つの機能を有し、なおかつ同時に使えるのが強み。
投擲でノックバックを起こしつつ絡ませて止めるよう操作しながら、鎌で超高速で斬り裂き続ける。
バランスよく機能していて、臨機応変に立ち回れるのがポイントね。
他にも両手剣、刀、斧、槍、盾がある。
両手剣はカイザーが使っていて、STR2:AGI1といった傾向。
刀はケンゴが使っていて、STR1:AGI2といった傾向。
斧はエルムが使っていて、STR3:AGI1といった傾向。
槍はスレイヤーが使っていて、STR1:AGI3といった傾向。
盾はジンが使っていて、STR1:AGI1といった傾向。
白の鳳凰、攻略課のパーティーについては
鎖鎌のグレイクと、ブーメランのレインも加わった連携で、以下のようになる。
両手剣、刀での連携攻撃
鎖鎌、ブーメランでの連携攻撃
斧、槍での連携攻撃
避けながら盾による力押しノックバック
ノックバックで後ろへぐらついた瞬間、間髪入れず再び猛攻。
両手剣、刀での連携攻撃
鎖鎌、ブーメランでの連携攻撃
斧、槍での連携攻撃
再び盾で同様に力押しノックバック
と、順々に間髪入れずに繰り返し続けていくことで
永遠ボスに手出しもさせないままで倒す、というのがセオリーになっているらしい。
1パーティーだけのはずが
その戦力&連携共に、最強の7人とまで言われる有様だ。
連携とバランス、武器の扱いから攻撃と防御の介入、動き方に至るまで
その基礎を極限まで叩き込んだからこそだと、私は学んだ。
リズベットの『白の鳳凰、武器考察』、終