• テキストサイズ

【文スト】いつも、貴方のお側に…

第4章 ロールキャベツ系執事


「…ん、んぅ………?」

「…あ、お嬢様おはようございます。気分は如何ですか?」

そう聞かれ、私はゆっくりベッドから体を起こした。


「…さっきよりは体が軽くなりました。多分大丈夫だと思います…ってあれ?なんで谷崎さんか此処に…?」

「国木田さんにお嬢様の様子を見とけと頼まれたので。…そうだ。お嬢様、一寸失礼しますね。」


そう言うと、谷崎さんは私のおでこに手を当て、熱を確かめると、安心した様な笑顔を見せた。

「熱も無さそうですね。良かった…」

「すみません…国木田さんにも谷崎さんにもご迷惑をおかけしました。…あ!!どうしよう、今日の分の授業が…!!!」

「…お嬢様…真面目ですね。」

谷崎さんは苦笑いしながらも、大丈夫ですよ、と宥めてくれた。

「それはそうと、お嬢様、お腹空いてませンか?」

「…え?いや、大丈夫でs…」

(ぐぅぅぅ〜…)

「…大丈夫じゃ無いですね?」

…笑われてしまった。

「うぅ、わ、笑わないでくださいよ!!!と言うか、今何時ですか!!!?」


「えっと、今午後5時を少し過ぎた頃ですね。」

「ご、5時…!?」

何時の間にかそんなに時間が経っていたのか…
私が青ざめて考えていると、扉の向こうからノックの音が聞こえた。






/ 11ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp