第4章 信じてくれますかね...
「...僕、話しても...ッ、大丈夫...?」
「うん。あなたの声、もっと聞かせて」
そう言って頬に手を当てれば、
「主さん...ありがとう...」
泣きながら、ふにゃっと笑顔を作る。
やばいまじ天使
「改めて...僕は堀川国広。僕が本物の国広かどうかは意見が別れるところだけど、少なくとも兼さん……兼定の相棒だったことだけは、本当だよ」
「オレは土方歳三が使ってたってことで有名な、和泉守兼定だ。……つっても、オレは評価の高い二代目兼定じゃなく、十一代目か十二代目が打った刀だけどな。まっ、侍の時代の終わりの、その最先端だったんだ。生まれに文句はないね」
「うん...よろしくね、2人とも!」