第9章 欲望のままに
side灰羽。
びくびくと体を震わせ、俺の上で果てた椎名さん。
身体を俺の上からベッドに移そうと身体に触れると、小さく喘いで身体を震わせる。
「りえーふ…く…まだ…さわらないで…」
イった余韻が残っているらしい。
だけど、待てない。
早く椎名さんのナカに入りたい。
「ごめんね、椎名さん。」
謝った後、震える身体を抱き上げてベッドに仰向けに寝かせる。
部屋に入った時に放った鞄から避妊具を取り出そうと思いベッドから降りようとすると掴まれる腕。
「どこ…いくの?」
「コンドーム取りに…」
「いらない。」
俺は文乃さんが何を言っているのかがわからなかった。
いや、それじゃあ…
「ピル飲んでるから…それに…こうし…旦那にも…」
言葉を濁したけれどその言葉は、旦那ともここ数日のうちに行為を行ったことを示していて、気がついたら俺はベッドの上の椎名さんの上に覆いかぶさっていた。
「旦那さん…菅原さんの咥え込んだんですね、ココで。」
俺は強引に椎名さんの足を開くと、蜜を垂らしひくりと動く膣口に一気に指を3本差し入れた。
「ひあっ!」
「旦那さんの気持ちよかったですか?」
卑猥な水音を響かせながらばらばらに指を動かすと、気持ちいいのか椎名さんの身体が快感で震え始める。
「やあっ!そんなの言えない…」
恥ずかしそうに視線を他に彷徨わせる椎名さん。
そんな椎名さんに俺がいいって言わせたくて、俺はわざと意地悪をした。