第2章 土方十四郎:俺だけを(甘裏)完結
はぁはぁ
二人汗だくになった身体を重ね合わせて余韻に浸る
「土方さん…」
汗まみれで気持ち悪いはずの俺を抱き締めてくれる
そのお返しにと頬へキスをする
「…ふふっ、汚いよ?」
も汗を気にしているようだった
「汚くなんかねぇよ。…それに俺のほうが」
と言いかけて気づいた
「うわっ!服っ!!」
「えっ?あっ!あっほんとですね!すいません!」
俺の半脱ぎ状態な隊服を見て焦る
確かに色んな意味でグチャグチャのベチャベチャだ
特に下着とチャックあたりのズボンなんて白くテカテカしてしまっている
「って、ちげーよ!お前の服っ!下にひいたまんまだわ!」
「あ、これ?」
そう言って肘をついて上半身を起こし、自分の下にある着物を確認する
ドロッ
「「あっ…」」
起き上がった拍子に俺のモノが抜け、白く大量の精液が着物へと垂れていく…
それを呆然と二人で見つめ、どちらともなく視線を合わす
「「ぷっ」」
ククッと笑う俺
クスクスと笑う
「あーあ…どうすんだよ、帰り…」
笑いながらそう言えば
「明日までには乾きませんかね…?」
照れ笑いしながら答える
「…覚悟しとけよっ」
「!?」
洗ったあとは乾くまでたっぷり時間はある
俺だけのお前
お前を独り占めできる
俺だけの時間