第64章 家族②
私は篠原さんを敷地内にある今は使われていない小屋の縁側に、
チロを抱っこして連れていく。
みわ
「よいしょっと…」
日差しがあたる縁側は、
冬の朝でもポカポカだ。
縁側に座った私の膝の上でチロが気持ちよさそうに、
まったりしている。
篠原
「…その猫……」
みわ
「もうすぐママになるんですよ…」
2人でチロを見つめる
篠原
「そっか」
会話が途切れる。
(気まずい……)
篠原
「……昨日は…すまなかった。
生き別れた未奈に会った瞬間…自分を抑える事ができなかった…」
みわ
「………」
チロが私の手を舐める
まるで…許してあげてと言ってるみたい…