第36章 無言のチクリ
全て流された。
みわ
「………」
土方
「……よくわかった。追って処分を言い渡す。
それまで…自室にて謹慎してろ。」
みわ
「はい。」
私は頭を下げて自室へと向かった。
(女中なんて…誰にも庇ってもらえないのに、
あーあ、私ってばやらかしちゃったなぁ〜)
自分の不幸を嘆いていると…
"バタバタバタバタ"
みわ
「?」
誰かが後ろから走ってくるのに気がついた
(危ない…横に避けていよう…)
私は廊下の横によける
けど足音は私の後ろで止まった。
みわ
「?」
振り向くと、
無言のチクリ魔斎藤さんがいた。
みわ
「………」
別に斎藤さんが悪いわけじゃないけど、
なんだか八つ当たりのような感情が湧いてくる。
斎藤→プラカード
【ごめん】
(ごめんってなに?斎藤さんは何に対して謝ってるの?)
斎藤→プラカード
【深夜の倉庫で…】
(深夜の倉庫?……ボイスレコーダーの事じゃなくて?)
みわ
「………」
斎藤→プラカード
【助けようと思ったんだ。
けど…勇気が出なくて……】
みわ
「あの時のガチャガチャ…斎藤さんだったんですね……
ふふっ…謝らないで下さい…たかが女中になんて…
それでは失礼します。」
私は大人気ない言葉を吐き捨て自室へ入った。