第27章 抱きしめ合ってる時は相手の顔が見えないから怖いよね
夕方になるまで自室に籠もっていた私は…
せめて稽古場の拭き掃除だけでもしようと
夕陽が差し込む廊下を歩いていると……
稽古場から伊東さんと篠原さんの声が聞こえてきた
しかも…その内容は……
伊東
「最も危険な男は消えた…後は近藤を暗殺するのみ…」
(近藤さんを暗殺!????)
さっきまで"もみ殻"のような私だったのに
それを聞いた瞬間…
私は…"精米"へと変化した。
(近藤さんを助けなきゃ!!)
屯所の何処かにいる近藤さんへ伝えに行こうとした時…
山崎さんが腕に手傷を負いながら稽古場から走り出てきた…
(山崎さんもきっと聞いてたんだ!!)
私は山崎の力になりたくて、
追いかける事にした。