第23章 ヘンゼルとグレーテル【お婆さんサヨナラ】
妹は必死に周りを見渡すと、
月明かりが差し込む窓があるのに気が付きました。
(割って外へ出れば…なんとか逃げられるかしら…)
妹は子供達の不意をついて窓へ走り寄り
怪我覚悟で窓ガラスに手錠の側面を強く打ち付けた
篠原
「 !! 」
伊藤
「 !? 」
"ガシャン"
月の光に照らされた割れた窓ガラスが
あたり一面にキラキラ散らばる
みわ
「ッ……」
山崎ネズミ
「ちょっと!佐藤さん無茶し過ぎだって!!」
土方ネズミ
「それより…
早く窓から逃げろッ!!魔女が来たぞ!!」
みわ
「分かってる!!」
妹は手を窓枠に置こうとしたが、
下が完全に割れきっていなかったせいで、
尖っておりとても手は置けない。
土方ネズミ
「どうした!佐藤!!」
みわ
「無理……もう無理です……」
土方ネズミ
「ここまで頑張ったのに諦めるのか!?おいっ!!」
妹はガラスが散らばった床にヘタリ込む
伊藤
「所詮この程度の抵抗でしたか…
誰かこの女を釜に連れてお行きなさい。」