• テキストサイズ

サクラ色のコイゴコロ

第12章 愛しい彼女-翔side-


『よかった…嬉しい、です』

「うん。俺もだよ?」


二人で顔を見合わせて微笑み合う

そして、ゆっくりと近づく顔と顔

その彼女の白い頬に手を添えて、


静かに重なる二人の唇

これが2回目のキスだ。



『翔くん…』

「"くん"の方が呼びやすい?」

『え、あ…』

「ははっ…いいよ、それで
俺もちゃんの方がいい…」


顔が近づいたまま話すもんだから、
お互いの息が静かに頬にかかる。



「二人でゆっくり、進もう?」

『…うん』

「でも、あのさ?」

『ん?』

「ゴホンッ…もう1回…キスしても、いい?」


そう俺が言うと彼女は笑って、
『…うん』


そのまま再び重なる唇

次は少し大人っぽい、そんなキスだった。



/ 125ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp