第4章 緊急事態発生
『あの、櫻井さん…本当に、
本当に申し訳ありませんでした!』
違う部屋に入って櫻井さんに頭を下げた
こんなことでは許されないかもしれない
トップアイドルに私は…
「大丈夫、大丈夫
その…頬っぺだったしね?大丈夫」
『いや、頬っぺとかそういう問題でなくて
国民的アイドルにそんなこと…』
「大丈夫だよ。
それに飲ませた俺らも悪いでしょ?」
『いえ……それは…』
「そんなに気にしてる?」
その問いかけに何度も頷いた。
そしたら櫻井さんは笑いながら"じゃあ…"
と言って、
「俺の頼み聞いてくれる?」
『え?頼み…ですか?』
「うん。嫌だったらいいけどね
俺と1日デートしてくれない?」