第18章 幸せの選択
「ん、はい!あげる!」
撮影の休憩で相葉さんが珈琲をくれて、
二人で地べたに何故か体操座り(笑)
「んもぉさー!急にやめないでよ!」
『すいません……でした……』
「まーね?いろいろあるだろうからさ?
大丈夫なんだけどさ!寂しいよ~!」
『ふふ……そう言われると嬉しいです』
やっぱり相葉さんの笑顔に救われる。
なんかスーパーマン的な?(笑)
「翔ちゃんなんてさぁ……」
『え?翔くんが?』
「ヒャハハ……やっぱ気になるでしょ?」
『え、あ、いや……まぁ……』
「だよねぇ……恋愛って難しいね」
その言葉がジンときてしまった。
本当に難しい…
一つ何かでつまずくと立ち直れなくて、
でも立ち直る方法はきっと簡単で……
私たちはただ不器用だっただけ
「翔ちゃんはね、元気だよ?
ただ働きすぎってかんじ~?
全くもって休んでないからね……」
『そんなことしたら、また……』
「翔ちゃん、不器用だから
頭良すぎて俺みたいにバカになれないの」
『…………』
「そういえば、最近ね?
よく寝言で言うんだよね」
相葉さんは少し切なそうな顔で、
「ちゃん、行かないでって」