第24章 アリガトウを伝える
時間になり、
待ち合わせ場所の
神社近くの公園へ二人で向かうと、
そこには既に夜久とリエーフがいた。
「あけましておめでとうございますっ!!」
「おめでとう」
リエーフと佳奈が会話を終わらすと
どんどん前へ進んで行く夜久
「なぁ夜久。
今日って他のメンバーは来ねぇのか?」
「あ?お前メッセージ見てねーの?
ほかの奴らは今日空いてねーんだとよ」
「そうか」
それにしても寒いな…
とても寒い
この寒さには殺意を感じる。
すると横に佳奈が来たので、
佳奈の手を取り
俺のポケットの中に手を突っ込んだ。
「アレ?
テツのポケットの中、カイロ入ってる?」
「だって今日寒くねぇか?」
「うん。寒いね」
マフラーをモフモフとしている佳奈を見たら、
なんかもう佳奈のマフラー見れるなら寒くても良いな…
なんて寒さで頭がやられてきた