第9章 付き合ってないしデートじゃない!
「この服、佳奈似合いそう」
「いや…露出多いいよ…」
「まぁそうだけどよ、
佳奈はスタイルいいし、何着ても似合うだろ」
いや…
それはテツの方だよ…ね
「いいよ…服は」
店員はタイミングよく。
…私には悪けど…
まぉ店員は営業スマイルで話しかけてくる。
「そちらの服、
ご試着致しますか?」
「はい。お願いします。」
…え?
今、
ここで、
それを着ろと?
「では、こちらですので」
あ…後ろに試着室あったのね
私は仕方なく、
靴を脱ぎ、試着室に入ると、
テツから、服を受け取り、
ドアを閉めた。
て、あれ?
下、増えてる?
私はしょうがなく服を脱ぎ、
試着を始めた。
すると、外から声がする。
「彼女…ですか?」
「いや…
全然気づいてくれないんですよ」
「あぁ〜
応援してますね。」
別に盗み聞きをした訳じゃないもん。
声がデカくて聞こえちゃっただけだもん。