第34章 びたーちょこ
ニノがそっと立ち上がる。
バイバイ・・ニノ。
玄関に向かうとばかり思っていたのに
気が付くと俺はニノに抱き締められていた。
N 「どうして全部自分で結論出しちゃうの?俺まだ何も言ってないよ。それに翔さん何か勘違いしてる」
ふわっとニノの優しい香りが俺を包み込む。
N 「翔さんの気持ち嬉しいよ。俺だって・・俺だって翔さんが好きなんだから」
「うそ・・そんなの・・うそだ」
N 「信じられない?俺いつも翔さん見てたのに、俺の事を見てくれないのは翔さんだよ」
「だって・・ニノには相葉くんが」
抱き締められていた身体が離されたかと思うと、俺のことをジッと見つめるニノ。
N 「どうして相葉さん?相葉さんがどうしたの?」
「ニノと相葉君って付き合ってるんでしょ?いつもイチャイチャしてるし」
N 「だから!!それが勘違いなの!!相葉さんとは昔からの友達!!それだけ!!」
本当に?信じて良いの?