第1章 電車にて【レオ&アラン×プリンセス】
「こいつにばっか、気取られてんじゃねえよ」
え……?
チラリと見上げると、アランが、不機嫌そうにレナを見下ろしていた。
「あーあー、アラン。嫉妬?」
「は?んなわけないだろ」
「だよね。むしろ感謝してほしいな。可愛い弟に、前を譲ってあげたんだから」
「……あんた、うるさいよ」
アランは、レナの耳元に唇を寄せる。
「じゃあ、俺も触らせてもらうから」
「ちょっ……」
言うが早いか、アランは、レナのパンツに長い指をかけ、
するり……
ストッキングも一緒に、パンツを下げた。
(うそっ……)
スカートの中だが、レナの秘部が曝される。
そして
さわさわ………
アランの大きな手は、レナのお尻を直に撫で始めた。
「アランっ……」
「へえ…本当に綺麗な肌だな」
「待ってアラン………っ」
「うるさい。黙ってろよ……」
アランは、その赤い瞳を獰猛に光らせると、片手でレナの顎を掴んで……
ちゅ……
レナの唇にキスを落とした。