第1章 ある雨の日
どうしよう…
家までまだあるのに
雨は酷くなっていく。
この雨の中帰りたくないな…。私は何かいい案がないか
考えたけれど思いつくはずも
なく、お店の屋根の下に座り
込んだ。
-あれから時間が少しずつ過ぎ
もう帰れないよー。
と一人で愚痴をいい始めた。
あの…この傘使ってください。目の前には見たことのない
男の子がいた。
彼は優しく傘を差し出し、
この傘返さなくていいですから。とだけ言って走って行って
しまった。
お礼言ってない…。
あの優しく傘を貸してくれた人は誰なんだろう?
私は一度も会ったことのない人だった。
あの日会った彼のことが
気になってしょうがない。
私は一度しか会ったことのない彼に恋をしたんだ…