第59章 久しぶりのデートで
★終ストーリー★
"チーーン"
やっと目的地の最上階…展望室に着いた。
ゾロゾロエレベーターから出る
最後に俺たちが出ると……
フロアーは綺麗なオレンジ色に染められていた。
みわ
「終さん!見てください!!」
斎藤
「・:*+.\(( °ω° ))/.:+」
俺は眼鏡を外して肉眼で夕陽を見る
みわ
「………」
横にいるみわはもう既に夕陽の虜になっている
その横顏が可愛くて…
斎藤
「ッ…」
夕陽に嫉妬して顔を両手で俺の方に向ける
周りには誰もいない
みわ
「し、終さん!?」
斎藤
「静かに…じっとしてて…いま夕陽に嫉妬してるから……」
みわ
「夕陽に嫉妬…?」
斎藤
「そうだよ…夕陽に嫉妬してる。
俺もそんな風に…みわに見てもらいたいな」
俺を不思議に見つめるみわ。
俺は少しだけ膝を曲げ視線をみわと合わせ…
そして背の低いみわの唇にキスを落とした