第48章 出産
個室に場所を移し、
初めて家族水入らずの時間を過ごしている。
みわ
「グッスリ寝てますね。」
斉藤
「そうだね」
私の横に寝かせている赤ちゃんを2人で眺めていた
斉藤
「名前……俺が付けても良いかな」
みわ
「はい、勿論。」
終さんは赤ちゃんの頭を軽く撫でると、
近くにあった小さなメモ用紙にペンで何かをかきはじめた。
(楽しみだな〜)
斉藤
「よし」
みわ
「(*´口`*)どんな名前かな!楽しみ〜」
終さんは私に紙を見せてきた。
斉藤
「始……はじめ……どうかな」
メモ用紙に始と言う漢字が大きく書かれている。
みわ
「始………………良いと思います!!」
斉藤
「沢山の始めてを素直に受け入れられるような男になって欲しいから…」