第42章 終さんと赤ちゃんグッズを買いに行く
喫茶店から出ると終さんが私に聞いてきた。
斉藤
「どんな男がアンタを無理やりここに連れてきた?」
みわ
「短髪で赤い髪の毛の男です…年齢は…そうですね終さんと同じくらいでしょうか」
と答えた。
斉藤
「赤い髪の毛で短髪…」
終さんは男を知っているような表情を浮かべた
みわ
「?」
終
「…このペンギン…少しの間…家で預かる」
終さんは真っ直ぐな目をしながら私にそう言ってきたが、
ペンギンの飼い方なんてよく分からないから戸惑う
みわ
「…え…でも」
斉藤
「このペンギンに見覚えがあるんだ」
みわ
「見覚え?」
私はペンさんの顔を見る
いたって普通のペンギン…
斉藤
「アンタには迷惑をかけるが…宜しく頼む」