第6章 喋らない隊長
みわ
「スースースー……」
〈入るよー
"ガラガラガラ"
山崎
「?」
山崎(心中)
[なんで布団も敷かずに寝てんの!!!]
山崎はスヤスヤ寝ているみわに近づく
意識は特にしていなかったのだが、
長襦袢越しに透けて見えるみわの素肌の色に反応する。
山崎
「////」
頬を赤らめる山崎
山崎
「斉藤隊長が付き添ってくれてたと思ってたのにな…
まったくこんな格好の女の子を…///
このまま寝かせて何処か行くなんて冷たいな…」
山崎は押入れから布団を取り出すと、
あまりみわの身体を見ないように布団に寝かせる。
山崎
「よし……と。」
みわが布団に包まれているのを再度確認し
電気を消して救護室から静かに出ていった。