第27章 笑顔が狂気
みわ
「お久しぶりですね、終さん!
凄く凄く逢いたかったです!!」
斉藤
「!!」
2人きりになった瞬間、
みわさんは俺の両手を握ってきた。
その手がすごく温かくて俺の緊張を和らげていく…
(俺も…逢いたかった。)
みわ
「あれ?少し痩せましたか?
ちゃんと食べなくちゃ駄目ですよー。」
自分の心配より俺の心配して…
"パフッ"
みわ
「!(´⊙ω⊙`)!」
俺は健気なみわさんを抱きしめたくなって抱いた
斉藤
「ごめん」
みわ
「…駄目です、そんな言葉じゃ私は許せません。」
斉藤
「!?」
そう言うとみわさんは俺の腰に手をまわしてきた。
みわ
「笑ってください…笑ってくれなきゃ許しませんよ?」
上目遣いで俺を見てくる。
(笑って…笑えるか!?急に笑ってて言われても…できるか!?)
みわ
「終さん…笑ってください。」
(素直に笑えば良いんだ…別に難しいことじゃない……)