第26章 入院生活
「さっきのあいつ…お前のなんなの!?」
ベッドで横になりながら私を威嚇してくる。
みわ
「……」
私は雑誌の占いコーナーに釘付けになっている
(うわ〜、全体運悪い!!納得だよ…)
「聞こえてんだろ!?アイツはお前のなんなのさ!?」
(金運はまぁまぁね…)
「偉そうにしやがってよ!!服装からして真選組だろ?アイツ!!
税金泥棒が偉そうにしやがってよ!!」
(恋愛運は……冬は過ぎ去り春の陽気へ…嬉しいけど当たるかなぁ。)
「おい!てめぇー!さっきからシカトしてんじゃねーぞ!こ◯すぞ!」
片足を骨折している男は口は威勢が良いけど、
動きがまるでヨボヨボのおじいちゃんで…私のベッドまでなかなか辿り着けない。
向かいのベッドのおばちゃん
「ちょっと、お姉さん、ナースコール押した方が良いんじゃないかい?」
みわ
「そうですね…」
"ポチ"
私はナースコールを押した
「て、テメー!汚ねえぞ!!!」
みわ
「(´・_・`)」