第26章 入院生活
強い衝撃が私の腹部を襲う。
みわ
「ッ……!!」
「隊長…お勤めご立派でした。
それでは灯りをつけて確認します。」
男はそう言うと部屋の灯りをつけた。
"カチ"
「!?」
斉藤
「!!!」
痛みと眩しさに耐えながら目をあけると…
私の目の前に監察の篠原さんと終さんが唖然としながら立っていた
そして…もう1人…部屋の隅で怯えうずくまっている佐田さんがいた。
篠原
「佐藤さん!!なんでこんなところに…!!!」
篠原さんは腹部から血を流している私の元へ駆け寄ってきた。
みわ
「…飲み物……買おうとして…ッ……」
篠原
「話したら駄目だ…出血が酷い!!斉藤隊長!斉藤隊長!!」
放心状態の終さんに篠原さんが必死に話しかける。
篠原
「斉藤隊長!しっかりしてください!!
俺は救急車を呼びますからみわさんと佐田を宜しくお願いします!!」
そう言うと篠原さんは急いで部屋を出た