第25章 マヨ友
(……う……ん……マヨネーズの主張が強すぎるかな……)
あまり美味しくなかったけど…
奢ってくれた土方さんと作ってくれた親父さんの手前、
マズイなんて言えない。
(困った…)
でも食べられないわけじゃないので、
有り難くいただいている。
土方
「おまっ…(#´・口・`#)」
みわ
「ん?どうしました??」
土方
「…お前が初めてだ……」
みわ
「はじめて?」
土方さんは自分のマヨ丼を食べるのも忘れて、
私を見ている。
よく見ると土方さんだけじゃなくて、
女将さんや亭主さんまで見ている…
(食べづらいな…)
みわ
「土方さん食べないんですか?」
土方
「いや…食べるさ……ガツガツガツガツ」
凄い勢いでマヨ丼を食べ始める土方さんに負けないように私も、
自分のペースで胃に流し込んでいく。