第25章 マヨ友
年季が感じられる定食屋の前に着いた。
みわ
「楽しみですね!マヨ丼。」
土方
「そ、そうだな…」
(心中)
いくらマヨ好きの佐藤でも現物を見た瞬間…どうなるかだ。
"ガラガラガラ…"
ドアを開けて店内に入る
「あら、土方さんいらっしゃい!」
「おぅ!らっしゃい!!」
この店の亭主さんと女将さんが私達を迎えてくれた。
土方
「おやじ土方スペシャル2つ。」
土方さんが先にカウンター席に座ると、
横に私を誘う。
みわ
「失礼します」
私は土方さんの隣にちょこんと座る。
女将
「ちょっと!土方さん!!この別嬪さんはあんたのなんだい??
彼女かい?」
女将さんが興奮しながら土方さんに聞いてきた。
土方
「そ、そんなんじゃねーよ」
女将
「もう照れちゃって!!」
亭主
「美男美女……お似合いだねアンタら。」
みわ
「( ;´Д`)」
(可哀想な土方さん…こんな私が恋人だなんて思われて…
怒ってるんだろうな〜)
横に座ってる土方さんの横顔を恐る恐る覗きこむ。
(よく分からないな…普通みたいだけど……)
亭主
「はいよ!!」
"ゴトッ"
私たちの前にマヨ丼と言われているものがおかれた。