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真選組三番隊隊長斉藤終と女中のラブストーリー

第21章 電車でイチャイチャするカップルを冷めた目で見るよう





食事を終え食堂から出て廊下を歩いていると、



斉藤さんが屯所の玄関の方から1人で歩いてきた。





みわ
「!」




斉藤
「!」





斉藤さんも私に気付いたのか立ち止まった。





みわ
「昨日はすみませんでした。待っていたのですが戻られなかったので……」






斉藤
「俺こそ呼び出しておきながら悪かった…」






みわ
「……いいえ…それでは私はこれで……」







斉藤さんに背中を向けて歩き出そうとしたら…



斉藤さんに背後から話しかけられた。







斉藤
「そのままで良いから聞いて。」







(……)







斉藤
「アンタを抱いたあの日からずっと考えてた事がある……」










(考えてたこと?)










私の初めてが失われた…あの日の事が鮮明に思い出される。










みわ
「…」











斉藤
「それは…」









〈ガヤガヤガヤ…








タイミングよく向こうから数人の隊士が歩いてきた。









斉藤
「きちんと話したい…今夜待ってるから来て」









それだけ言うと終さんは私とは正反対の方へ歩いて行った。









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