第20章 私の変化
昨日の夜はまったく眠れなかった…
そんな今日は仕事に身が入らずゆっくり仕事をしていた。
瀬戸
「おい!馬鹿!!雑巾落としたぞ!」
みわ
「え…?」
私は手に持っているバケツの中身をみる
雑巾は無かった。
みわ
「ごめんなさい…」
瀬戸さんから雑巾を受け取る
瀬戸
「どうした?なんか……いつもより馬鹿っぽいぞ。」
みわ
「はい…ごめんなさい。」
私はトボトボ歩き出す
瀬戸
「おい、そこは怒るとこだぞ?なに?疲れてんの?クタクタに疲れてんの!?」
瀬戸さんは私の背後にピッタリくっついてくる。
みわ
「はい…すいません…」
瀬戸
「…疲れてるお前に良い話教えてやろうか?絶対喜ぶぞ!?」
みわ
「はい…」
瀬戸
「新しい女中が今日来るってさ!」
みわ
「え?ほんと!?」
ずっと1人だったから嬉しい
瀬戸
「なんでも斉藤隊長の婚約者らしくてさ…」
みわ
「(´⊙ω⊙`)」
"バシャ…"
私は手に持っていた水が入ったバケツを床に落とした。
瀬戸
「おい!大丈夫か!?」
瀬戸さんが慌てている姿が目に入ってくる…
みわ
「瀬戸さん……私を…拷問してください!!
此処に入ってからの記憶が全部なくなるくらい!!
お願い!お願いします!!
あたまをポカってすれば簡単ですよね??」
私は瀬戸さんに言い寄る
瀬戸
「薄々は気付いていたけどお前…斉藤隊長のこと……」
みわ
「……」
瀬戸
「ハッキリ言っとくけどな拷問したって忘れられねーよ?
辛いけど現実受け止めないと駄目だ。」
瀬戸さんは私の肩をポンポンする。
そのポンポンが私を冷静にしてくれた。
みわ
「そうですね……決めた!私、決めました!!
幕府が主催するお見合いパーティー出席します!!!
素敵な出逢いがあるかも知れないですし!」