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真選組三番隊隊長斉藤終と女中のラブストーリー

第3章 ある意味同じ役割





山崎
「よし着いた。」





暫く歩いてやっと屯所の1番外れの部屋の前についた。





山崎
「この部屋…みわさん勝手に使って良いよ。

隊士達がいる寝所からは離れているから安心だと思う。」





みわ
「ありがとうございます!」





6畳ほどのこじんまりとした部屋は程よい明るさで

一目見て気に入った。







山崎
「申し訳ないんだけど…厠は女中専用のトイレが一箇所あるんだけど…

専用の風呂が無いんだよね。」





(え!?どうしよう!)





山崎
「屯所の風呂は基本的に24時間いつでも入浴可能だから……

そうだね…副長に相談して1時間でもみわさんの入浴時間を作って貰うよ。」





みわ
「ありがとうございます…助かります」







山崎
「あとは…女中の決まりと仕事内容だけど…

細かい事はコレを読んでくれればわかるように書いておいたから…。」







山崎さんが1冊のノートを私に渡してくれた。







山崎
「そのノートには書いてないんだけど

これだけは絶対に守って欲しい事があるんだ。」







みわ
「?」







山崎
「屯所で見聞きした事は口外はご法度だよ。

敵との内通も厳罰に処されるから気をつけて。」







(厳罰……絶対に守ろう!)







山崎
「こんなとこかな……

働くのは明日からで良いって副長が言ってたから

今日は屯所内を散歩したりしてみるのも良いかもね。」







(…屯所内を散歩…)






山崎
「あっ!忘れてた…危ない危ない……

これ真選組専用の携帯と部屋の中に女中専用の着物があるから使って良いよ。」







みわ
「あ、はい。」







私は山崎さんから携帯を受け取る







山崎
「あとなんかあったかな……あっ!そーだ!!」







みわ
「?」






山崎
「俺と話す時はタメ語でいいよ!

いろいろと付き合い多くなりそうだしさ。」





みわ
「はい…じゃない…うん。わかった。」





山崎
「それじゃ……」







山崎さん身を翻し何処かへ歩いていってしまった。







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