第5章 保健室(続)
具合悪かったから保健室で寝てて…
あれ?でもなんでポケットにメアドが??
喋ったんだっけ…?
でも寝てたから…。
あれ??
何にも覚えてないな、寝ぼけてたからかな…。
家に泊まりに来たとき、顔みれば思いだすかな~?
ー学校ー
きょうは金曜日だ。
…にしても横山大貴ってどんな顔だったっけかなー…
美優と凛があんな風に騒ぐんだから相当なイケメンなのかな!?笑
あたしはちょっとルンルンしながら、廊下を歩いていた。
「はーつね!ナニしてんの?」
美優がポンっと肩を叩いた。
「ちょーっと考えごと!」
「なにそれ~笑 それより、明日部活午前中だけだってさ!」
あたしと美優は陸上部だ。
「えっ夜練じゃないの?」
「やっぱ体育館はバスケ優先でしょ~」
しょうがないねっと美優はつぶやいた。
まぢか…
ということは…
2年の男子どもがいる家に帰らなくてはならないの…か…。
あたしは大きなため息をついた。