第3章 罪悪感
時計は進む、
残酷に止まることなく
幸福も絶望も迎えるように。
時計のチャイムがなり
号令がかかって帰宅の準備。
葵ちゃんは予定があるらしく
教室でサヨナラをし私も歩く
早く…会いたい…浮き立つ足踏み
高鳴る鼓動が騒ぎ立てる。
【 保健室 】
そう教室にある前の名札を見て
私は保健室をノックする。
コンコン…。
コンコン…。
中からの反応は、無い。
首を傾げてはて…?と
悩んでいるとガラッと開いた
扉の前に白衣の眼鏡が見えた
その瞬間に頭の後ろに
手を添えられてグイッと引き込まれた。
『ひっ…んっ…ぅ。』
突然の事に驚く間もなく
先生の唇に塞がれていた。
後ろの方でガチャ…と聞こえ
くちゅ…くちゅ…と舌が絡む。
鍵閉めていいの?
怪しまれないのかな…と不安に
なりつつも先生の唇に犯される
『は…ん、んぅ…っ』
『おら、舌出せよ。』
『ふぁ…ぃ、』
れろ…と入り込む先生の舌が
私の舌を絡めとる。
息が苦しくて先生の白衣に
掴みかかると逃げられないよう
先生の手が私の両頬に添える。
保健室内に聞こえる卑猥な水音。
くちゅ…くちゅ…と充満して
保健室の薬品の匂いは気にならず
目の前の先生だけに意識が向く…。
『ん…ぅ…。』
流し込まれる先生の唾液が
口の中に溜まってくると
耐えられずに飲み込めば
先生は口角を上げて微笑む。
『美味そうに飲むんだな…。』
『っ…ふぁ、っ』
熱い甘い蜜がとめどなく
注ぎ込まれる…息が苦しくて
それでも離して欲しくない…。
ちゅ…と離れていくと銀の糸が
繋がり、プツッ…と切れた。
『ぁ…はぁ…はぁ…。』
突然入り込む空気に
息を切らせば先生は頭を撫でた。
大きな手…優しい手…
兄とは違う男の人の手…。
『物欲しそうな顔してんじゃねぇよ』
『へっ…ぇ…と。』
慌てて赤くなっている顔を
両手で隠し熱で火照っていて
恥ずかしくなってきた。
『おら、行くぞ。』
手首を掴まれて奥の方の
ベットにへ誘導される。
静かな保健室
独特な香りに包まれた部屋
でも今は先生に握られた
手が熱くて嬉しくて頬が緩む…。
痛くされてもいい…
先生になら何されたって…っ