第24章 すれ違い 松川一静
「あーはいはい、わかったわかった。
もうしないから仲直りな」
ぽんぽん、と頭を撫でられる
松川の大きい手、安心する…
『うん、ごめん…』
「俺も」
ぎゅうぅ、と抱きつくと、背中に回ってくる腕。松川の匂いだ
「んじゃ今日俺ん家来て」
『…ん?話の展開が掴めない』
「3日間分溜まってんだって。今日ヤろ」
『っはぁ…?!あり得ない…最低…無理…
仲直りしたその日に欲満たししろなんて…』
「そんな言い方してねーよ。実際寂しかっただろ?由佳」
太ももを撫でる手、本当に厭らしい人