第3章 絶倫 松川一静
『あっぁん!…もう、だめえ!っん!』
パチュンッと卑猥な音が鳴り響く部屋
ラブホで会社の同僚、松川とセックスをしている
もう2回目だ
なぜこんなことになってしまったのか
事の始まりは、昨日
「なあ、今日飲み行かねえ?」
『えぇ…残業溜まってるんだけど』
「終わるまで待ってるから
明日休日だし」
明日が休日だと必ずのように誘ってくる。
私じゃなくて、男の人を誘えばいいものを
『じゃあ2時間くらい待ってて』
「はあ?長」
『終わるまで待ってるって言ったのは?』
「俺」
雑談しながら
私は残業を始めた