第83章 ホワイトデー
「さて、主ちゃんはどうしたかな?放っておくと、また根を詰め過ぎて禍禍しちゃうからね。」
「ああ、一つ一つ試しては全部メモしていたからな、休憩して頂かないと心配だ。」
「では、お茶にしましょうか。それから私達も一緒に部隊の編成を考えましょう。」
手を洗いながら、片付けを始める皆さんに目配せすると、頷いてみせる。
「……なら、大福を茶請けにしろ。」
「お!出来立てだな!伽羅坊の菓子は美味いからなぁ、楽しみだぜ!」
「よし、なら俺は大将を見てくるかな。」
「薬研、お茶は部屋にお持ちするので、そう伝えて下さい。」
主殿、私達からの気持ちをどうか受け取って下さいね。貴女の笑顔が、私達の幸せなんです。
どうか、想いもさんに届きます様に。