第82章 想いのカタチ
「一期、お前は何をしに図書館へ?また弟達への絵本探しか?」
今朝、図書館へ行くと言う一期一振と共に家を出て、たった今到着したところだ。
任務の話や戦力拡充の為に出陣している事、そこで新しく仲間に加わった明石国行と不動行光について話していたが、本題を聞きそびれていた。
「いえ、絵本は前に主殿と来た時に大体見ましたので。今回は、燭台切殿が言っていた“ほわいとでー”とやらを調べようかと思ったんですよ。」
「なんだ、お前もか。」
おや、長谷部殿もでしたか?と、にこりと笑う。
「しかし、ほわいとでーとは何をしたら良いのですか?」
「‥それも知らないで来たのか。」
これはまた何か仕出かすかもしれないな、暫く付いて歩こう。