第79章 愛のカタチ
「主ちゃん、誉れのご褒美思い付いたんだけど。今日、良いかな?」
皆の主ちゃんへの想いは本物、と再確認させられた翌朝。朝食の片付けをする主ちゃんに、聞いてみる。
「やっと思い付いたの?みっちゃん頑張ってくれてたから、ご褒美貯まってるもんね。」
僕を見上げてにっこり笑い引き出しをパタンと閉じる。子供の時も可愛かったけど、やっぱり今の方が好きだな。
「くそ、こんな事になるなら、あの時新しい鋏を貰わずに俺も残しておけば良かったぜ。」
「光坊‥ここで使ってくるか。このカードを使用した時、相手は一切の攻撃が出来ない。スピードアタッカーは強制的に墓地へ…」
「お前等は何のゲームをしてるんだ?」
スピードアタッカーって長谷部君の事かな‥そんな鶴さんを見て主ちゃんが笑う。