第68章 海風
「「……内番、馬当番は鳴狐殿と鯰尾殿‥畑当番は同田貫殿と青江殿‥手合せに今剣殿と岩融殿ですね。遠征と出陣は今日は無し…はい、解りました、伝えましょう。」」
「うん、お願いね江雪さん。お手伝いありがとう。」
「「…ええ、戦いでないのであれば…お小夜達も貴方の帰りを待っています。‥早く、こちらへ戻れる日が来る様、せめて、貴方のために祈りましょう……」」
「お、今日の当番振り分けが終わったのか?」
江雪に連絡を終わらせて机に突っ伏すを後ろから抱き締めながら聞く。
「鶴丸…もぉ、いつから居たの?驚くでしょ?」
「はは、最近、きみ達は俺の驚かせ方に耐性が付いてきたみたいだからな、初心に戻ってみたんだ。」