第65章 キャラメルポム

「僕だよ、入るね？」

「…次はみっちゃんなんだね、長谷部とみっちゃん、どっちかなって思ってたの。」

どうぞ、と呼ばれるままベッドへ腰を下ろす。

「みっちゃんにはいつも美味しいご飯作ってもらって凄く感謝してます。今日みたいにお菓子や料理の事一緒に考えたり作ったりしてくれるし、洋服買いに行った時も色々勉強になった。みっちゃんが居ると楽しいよ。それにどきどきもするし…えっと‥」

「僕にもどきどきしてくれるの？」

頬を染めながら、うん、と頷く。