第60章 バレンタイン
部屋を出ると、ソファーに座る薬研君と目が合った。
「お、燭台切の旦那。今日も伊達男はきまってるな!」
「はは、ありがとう。薬研君は昨日から選んでくるパーカーが凄いけど、似合ってるね。帽子も良いじゃないか!」
灰色のガ○ダムのパーカーの下に白いカットソー、カーキ色のブルゾンと黒いスキニーパンツだね。
黒いウールハットが良く似合うよ。
「ここにある衣服は主殿のご趣味なんですかな?燭台切殿も選ばれたのでしたか?」
灰色クルーネックニットの下に白いカットソー、黒いロングコートと黒いスキニーパンツを着た一期さんが部屋から出てくる。