第59章 当世の一日
「そう言えば長谷部殿、燭台切殿はいかがなされたんです?」
「ああ、燭台切なら三時間ほど前から起きているぞ。髪を整えるとかなんとか言ってたからな、もうすぐ終わるんじゃないか?」
伊達男とは大変なもんなんですな‥
まぁ、主殿と朝から一緒に居るわけですから、解らなくもないですが。
「私朝食作るし、一期達は鶴丸と伽羅ちゃん起こしてくれない?」
「主、俺も手伝いますよ。」
こんな時、料理が出来たらなと思うが、出来ないものは仕方ない。
鶴丸殿と大倶利伽羅殿のお二方を起こすべく、主殿と長谷部殿を残して猫部屋へ向かった。