第59章 当世の一日
「や、薬研!!?何で!?私何かしてない?大丈夫?」
「はぁ?大将…?」
朝、目が覚めると一緒に居た筈の薬研が居らず、一人で寝ていた。
部屋の外が賑やかだと思って様子を見に行くと、主殿と薬研が同じ寝床に居るではないですか‥
「薬研!何でそこに寝ているんです?まさか‥主殿に何かしたんですか?」
「おお、一兄おはよう!」
「ま、まま待って、薬研はそんな子じゃないから!はっ、まさか私が…お兄様、どうかお覚悟だけは!!」
「はぁ…大将、激し過ぎるぜ‥」
「ええと…??」
「主、どうなされたんですか?薬研お前そこで何して‥」
滅茶苦茶だ。