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うちの本丸【刀剣乱舞】

第58章 酔い心地


「薬研、思ってたより手大きいんだねぇ、ほら。」

頭を撫でていた手を取って自分の手に重ねて見せる。

「なんだ?」

「私は自分の手が大きいと思ってたから。」

掌を指先で撫でて、見詰めてくる。

「大将は手が大きいんじゃなくて指が細くて長いんだ。俺っちは好きだぜ?」

俺っちより一回り小さくて折れてしまいそうな手をもう一度握り頬に当てる。

「やっぱり、綺麗だな。」
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