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うちの本丸【刀剣乱舞】
第58章 酔い心地
「うー…薬研だぁ、へへ、薬研つかまえ、た‥」
あぁ、長谷部や燭台切の旦那が、大将は可愛いと言っていたのはこう言う事か。
「可愛いな…」
いつも俺の少し上にある目が長い睫毛を揺らして瞬きをする度、薄いが柔らかそうな唇が弧を描く度、白い首筋に真っ黒な髪がきらきら揺れる度に綺麗だと思っていた。
それが今俺のすぐ下にある。
「大将…」
さらっと耳に髪を掛ければ、くすぐったそうに笑う。
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