第57章 当世の夜

「よし、火が通ったら出来上がりだよ。うどんは僕が茹でておくから、向こうに行ってて大丈夫だよ。」

「うん、みっちゃんお願いね。じゃあ私は座布団取って来る。」

「あ、主殿、私も手伝います。」

玄関前にあるウォークインクローゼットの中へ入る。

えっと、座布団はどこだっけ？収納ケースに入れて上に置いたんだっけ？

「主殿、全て任せきりで申し訳ありません。」

「大丈夫だよ、一期には一日鶴丸の相手させちゃってごめんね、大丈夫だった？」