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うちの本丸【刀剣乱舞】

第30章 意地っ張り


主を壁に押し付けて顔の横に手を着く。あぁ、確か粟田口んとこの乱が壁ドンとか言ってたな。

「二人して仲良く部屋に帰ったろ?いいねぇ、特別さんと仲良しこよし出来てさぁ、なのに俺の事大切とか言うなよな!」

「‥…。」

主が黙って俺を見たまま、壁に着いた手を握る。

「なーにやってんだよ。‥まさか俺に見蕩れてる?」

「わ、たしは、ねっ!!」

握られた手を捻りながら前に押し出され、今度は俺が反対側の壁に凭れる形にされる。何だよ今の、合気道ってやつか?
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