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うちの本丸【刀剣乱舞】
第23章 舌を食む③
「好きです、あるじ‥」
この言葉が聞きたかった。ずっと求めていたものだ。
見上げると目に涙を一杯溜めた長谷部がとても綺麗に笑う。
綺麗な紫から目が離せない。
けど、それよりも唇が離れてしまうのが寂しくて自分から強請ってしまう。
「はせべ…」
長谷部の背中に手を回せば、強く抱き締め返してくれる。
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