第94章 今を生きる
「それでもこの気持ちのせいか、最後の時に、ごめんねと泣きながら笑った主の顔でさえ愛しく思えたものだ。…それから次に目を開いた時は、二度目の本丸だったな。一度目と同じように俺を鍛刀した長谷部が、最初と全く同じ挨拶をして迎えたんだ。何も覚えていない筈なのに不思議な光景だった。」
‥ん?三日月さんが一度目とか二度目とか言うそれって、皆知ってたんじゃないのか?
「どうやって繰り返してるのか知らないけど、全部解っててやってるんじゃないのか??」
「いやな、あの時一度目の事も覚えていた‥というか、鍛刀されてすぐにぼんやりとながらも思い出したのはどうも俺だけらしいんだ。」
燭台切さんは狐に化かされたって言ってたよね、長谷部さんが居なくなったのはその狐とは関係無いのかな?